【経歴】
平成5年3月、東海大学医学部卒業
平成5年より3年間、胃腸科・一般外科を鍛練し、
平成8年より一般的な皮膚科診療をはじめ、内科・アレルギー科と患者様に接している。
「自律神経」という言葉、よく耳にしますよね。しかし、それが一体、身体にどのように影響をしているのか知らない方も多いと思います。
まず、ひとつ言えるのが、自律神経のバランスを整えることが、美容や健康の第一歩!ということ。今回は、自律神経についてご紹介いたします。
神経系は大きく2つに分類されます。それが、「体性神経(動物神経)」と「自律神経(植物神経)」です。
体性神経は、自分の意思で身体を動かすための神経。(例えば、運動・食事などの際に、手足や口を動かす時に働く神経)
自律神経は、意思とは関係なく各気管が動くための神経。(例えば、食事の際に胃腸が動く、汗をかく時に働く神経)
さて今回は、自律神経についてお話をしていきましょう。
自律神経は、私たちの意思とは関係なく働く神経で、身体を活動的にさせる交感神経とリラックスさせる副交感神経からなります。交感神経と副交感神経は、働きが全く異なります。お互いのバランスがとれることで、体内環境が整うのです。
交感神経と副交感神経のバランスが大切とは言いますが、ストレスの多い現代社会では、交感神経の高ぶった人が多いのが現状です。自律神経のバランスが乱れている状態が続くと、体調を崩しやすくなり、健康や美容の面でも問題となってきます。
自律神経のバランスが乱れる要因としては
・外部環境要因(ストレスの多い現代社会)、環境の変化
・生活習慣要因(不規則な食生活・睡眠不足・運動不足など、ゆとりのない生活習慣)
・ストレスに弱い体質(下痢しやすい・環境が変わると眠れない)や性格(ノーと言えない・気持ちの切り換えが出来ないなど)
他にも、女性の場合は、月経痛や月経不順などの月経異常がある人は、自律神経バランスが乱れやすいと言われています。
睡眠時間が4.5時間以下という日が5日間以上続くと、情緒不安定になりやすいなど睡眠はかなり大事ですよ!
では、乱れた自律神経のバランスを整えるためにはどうすれば良いでしょうか。
ストレスの多い現代社会では、交感神経が高ぶっている人が多いと前述いたしました。ですので、副交感神経の働きを高めることが大切になってきます。
副交感神経の働きが高まると、血管が適度に緩むことで血流が良くなります。そして、身体のすみずみにまで血液が行き渡り、細胞にしっかりと酸素や栄養が届きます。体内の状態が良くなることで健康にも美容にもつながっていきます。
「自律神経バランスを整える」には、「副交感神経の働きを高める」。そのためには、「上手にストレス発散をする」ことが大切です。
・スポーツで汗を流す
・ゆっくりお風呂に入る(湯船に浸かる)
・好きな音楽を聴く
・好きなこと(趣味)をして気分転換する
・旅行に行く
・自然の中でゆっくり過ごす
など。自分の中で、上手にストレスを発散できる方法を見つけておくと良いですね。
簡単には、呼吸法で吐く息を長くすると自律神経のバランスを整えることができます!
その他にも、これから少しずつ暖かくなってくるので、自然の中をハイキングするのがオススメ!緑に癒され、気分もリフレッシュできますよ。
自律神経のバランスを整えて、健康で美しい身体を手に入れましょう。
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