自分。変わる。脚やせ


リセルクリニック:院長コラム Dr.Moriの○○な話

リセルクリニック院長
盛 隆之渋谷区広尾にあるセレブ御用達の『リセルクリニック』。
美容のエキスパートとして、身体の内側からケアをし、細胞を再生していくことで健康的な肌をつくることで、たくさんの女性から支持されているクリニックです。
そしてこの度、リフィートの顧問医師としてお迎えすることができました。
リセルクリニック盛院長からの『美容と健康』の情報をお届けいたします。

【経歴】
平成5年3月、東海大学医学部卒業
平成5年より3年間、胃腸科・一般外科を鍛練し、
平成8年より一般的な皮膚科診療をはじめ、内科・アレルギー科と患者様に接している。

前回までの記事

vol.13『内臓脂肪』

『脂肪』と聞くと、あまり良い印象を持たない方が多いですね。ダイエット中の方ならなおさらです。
脂肪と一言で言っても、その種類はさまざまです。血液中を流れている「遊離脂肪酸」や「コレステロール」、細胞になって身体に蓄えられている「体脂肪(中性脂肪)」もあります。体脂肪にも2種類あり、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」に分けられます。

今回は、内臓脂肪について詳しくお話をしましょう。その前に、皮下脂肪と内臓脂肪の違いを簡単にご説明します。

皮下脂肪とは

皮下脂肪は、皮膚(表皮・真皮)の下にある脂肪細胞です。真皮には、コラーゲンやヒアルロン酸が含まれ、肌の張りやみずみずしさを左右する部分です。皮下脂肪はその下にあります。
皮下脂肪には、エネルギーを貯蔵し、保温するという大切な役割があります。女性の場合、妊娠・出産に必要不可欠となります。

内臓脂肪とは

内臓脂肪は、腹筋の内側の壁の腹腔内についている脂肪のことです。内臓脂肪は、内臓の位置を正しく保ったり、衝撃を和らげるクッションの役割があります。しかし、この内臓脂肪こそ、さまざまな生活習慣病を引き起こす元となるものなのです。

内臓脂肪は皮下脂肪に比べて、代謝が活発なので、つきやすく、落としやすいという性質があります。落としやすいということは、遊離脂肪酸として血液中に溶け出しやすいということでもあり、余分な脂肪が血液中に溢れ出るという弊害が起こる可能性があります。これが、高脂血症や高血圧症、糖尿病、動脈硬化などの原因となるのです。

それでは、内臓脂肪についてさらに詳しくご紹介をしていきます。

内臓脂肪がつきやすいタイプとは?

内臓脂肪はホルモンの関係で、女性よりも男性のほうがつきやすい傾向にあります。男性は女性よりも筋肉が多い分、筋肉の熱源として内臓脂肪も多くなっているのです。
女性はどちらかというと、内臓脂肪よりも皮下脂肪のほうが多い傾向にあります。もちろん不規則な生活をしていると、内臓脂肪がついてしまう可能性があるので注意しましょう。

内臓脂肪がつきやすいタイプは
・ダイエットしたけど、リバウンドをしてしまった方 ・不規則な食事をしている方 ・昔はスポーツをしていたが、今はやめてしまった方
に多いと言われています。

お腹周りのサイズを見てみよう!

内臓脂肪の程度がわかる基準として、お腹周りのサイズを測るのが一番簡単な方法です。男性ではウェストが85cm以上、女性では90cm以上の人は、内臓脂肪が多いと言えます。
しかし、このサイズに達していないから大丈夫かと言うと、そういう訳でもないのです。体重はそんなに増えていないのにお腹が出てきたと感じたら要注意!そして、お腹が出ている割に脂肪をつかめる量が少ない人は、内臓脂肪によってお腹が出ているということですので、注意しましょう。


思い当たる人は、内臓脂肪を落としていかないと、さまざまな生活習慣病にかかる危険が高まります。

内臓脂肪を落とすには?

内臓脂肪を落とすには、有酸素運動が最も効果的です。有酸素運動を始めると、はじめは血液中の糖質や筋肉に蓄えられているグリコーゲンが主要なエネルギー源として使われ、しばらくすると血液中の遊離脂肪酸が使われる割合が多くなっていきます。
血中の糖質や脂肪が不足してくる20分を過ぎたあたりから、ようやく体脂肪を分解して燃焼し始めます。体脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪があるとご紹介いたしましたが、内臓脂肪のほうが代謝が活発なので、まずは内臓脂肪がどんどん分解されて使われていきます。

一番大切なことは、有酸素運動を続けるということです。

有酸素運動には
・ウォーキング ・ランニング ・サイクリング ・エアロビクス ・水泳
などがあります。

今の時期は、外も暖かくウォーキングやサイクリングなどにピッタリの季節です。気持ちもリフレッシュしますし、健康とダイエットのために有酸素運動を続けてましょう!

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