【経歴】
平成5年3月、東海大学医学部卒業
平成5年より3年間、胃腸科・一般外科を鍛練し、
平成8年より一般的な皮膚科診療をはじめ、内科・アレルギー科と患者様に接している。
いよいよ12月になりました。12月といえば、「今年もお疲れ様!!」ということで忘年会シーズンですね。皆でワイワイ楽しむのが好きな人は良いですが、ダイエット中の人には嫌な季節です。盛り上がる席だからこそ、楽しくなってついつい飲み過ぎ、食べ過ぎなんていうこともあると思います。
そして、宴会の席では、高カロリーな料理が出てくることが多いですね。細かくカロリー計算をしながら食べていては、せっかくの楽しい宴会も冷めてしまいます。少しだけ意識するだけで、意外とカロリーを抑えたものでも満足でき、食べ過ぎを防止することができます。これからの忘年会シーズンを乗り切る秘訣をご紹介いたします。
「よし今日は、思いっきり飲んで思いっきり食べよう!!」と、宴会ではいつも以上に早いスピードで飲んだり食べたりしてしまいます。しかし、満腹感は、食べ始めて20分以降に脳の満腹中枢に刺激が伝わって「お腹がいっぱい」と感じます。そのため、早食いをすると満腹感を感じるまでに食べ過ぎてしまい、多くのカロリーを摂取してしまいます。よく噛んでゆっくり食べるのが基本です。宴会の席では、皆で会話を楽しみながら良く噛んでゆっくり食べましょう。
アルコールだけを急に飲むと、食べる量も増えます。また、胃もびっくりして負担が大きくなります。アルコールの量が多くなると脱水状態になり、最悪は急性アルコール中毒になることもありますので注意しましょう。
初めに汁物や野菜をとると、満腹感が高まるうえ血糖値の急上昇を抑えてくれるので、太りにくくなります。揚げものなど高カロリーの食品を最初に食べるのはNGです!!最初に汁物や野菜、酢の物を食べれば満腹感が高まり、食べ過ぎ防止になります。
ピザ、パスタ、ご飯ものなど炭水化物を重ねて食べたり、唐揚げや焼き鳥など肉料理や揚げ物を重ねて食べがちですが、これは摂取カロリーが増える大きな原因です。サラダや小鉢、魚料理など低カロリーのメニューもはさんで食べましょう。
また、宴会ではアルコールが入るので、お酒のつまみとしてちょこちょこ食べていると、一体どのくらいの量を食べていたのか分からなくなってしまいます。おつまみは、野菜スティックなど噛みごたえのあるものをチョイスしましょう。
詳しくは、『アルコール』についての記事で紹介しています。
https://www.ashiyase.jp/special/drmoriscolumn09.html
忘年会に続き、クリスマスやお正月が待っています。暴飲暴食が続くと身体や胃などの他にお肌のトラブルや浮腫みなども出てきます。何事も程々にですね!
年末に太ってしまったと後悔したまま、年を越したくないものですね。外食が増える12月は、少し意識を変えるだけでも身体への影響はだいぶ違いますので、皆様も少しだけ気を付けて楽しい宴会にしましょう。