【経歴】
平成5年3月、東海大学医学部卒業
平成5年より3年間、胃腸科・一般外科を鍛練し、
平成8年より一般的な皮膚科診療をはじめ、内科・アレルギー科と患者様に接している。
明けましておめでとうございます。
皆様、年末年始はゆっくり過ごせましたか?今年は、お正月休みが9連休だった方も多いみたいですね。
今年の抱負はもう決まりましたか?
私の今年の抱負は、クリニックとして10年目に入り、医師として20年経過する年で、初心に戻り皆様に接していきたいと思います。
リフィートさんを通して、またこのコラム『○○な話』を通して皆様にお会いでき、少しでもお役に立てればと今年も頑張って行きますので、よろしくお願い申し上げます。
さて、お正月休みに「家でごろごろしすぎて太っちゃった」「旅行先でおいしいものをたくさん食べ過ぎてしまった」という方、きっと多いですよね。自分もすっかりオーバーしています。
「絶対に体重増えているから、当分体重計には乗れない」と思っている方もいらっしゃいますが、一度体重計に乗ってみてください。体重計に乗るのは勇気がいると思いますが、現実から逃げていてはお正月太りを解消できませんよ。
体重計に乗った際にチェックすることと言えば、もちろん「現在の体重」ですね。最近の体重計は、色々な機能がついていますので「体脂肪率」「内臓脂肪レベル」「筋肉量」「基礎代謝」などが測定できます。さて今回は、その中でも「体脂肪率」「筋肉量」についてご紹介いたします。
体重計に乗った際に、必ずチェックするのは体重ですが、ダイエットをしている方は特に、「体脂肪率」も一緒に気にして見てみましょう。健康診断での肥満判定でも、体脂肪率で判断しているとことが多くなってきています。
体脂肪率は、低ければ低いほど良いという訳ではありません。低すぎると体温の低下・筋力の低下の原因となります。また、ホルモンバランスの異常から生理不順などを招くこともあります。体脂肪は、活動エネルギー源だけでなく体温を保つ・皮膚に潤いを与える・ホルモンの働きを保つなど、健康や美容に欠かせないものです。体脂肪率が高すぎると、高血圧・高脂血症・糖尿病など生活習慣病の原因となります。
適正な体脂肪率は、女性の場合30歳未満は17〜24%、30歳以上は20〜27%。男性の場合、30歳未満は14〜20%、30歳以上は17〜23%と言われています。
体脂肪率が高い方は、まずは今までの生活リズムに戻し、間食などをやめるだけで違いますよ!
次に、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を続けてみましょう。
続けることで代謝が上がってきます。
≪判定≫
<18.5 | 低体重 |
18.5≦ 〜 <25.0 | 普通体重 |
25.0≦ 〜 <30.0 | 肥満(1)度 |
30.0≦ 〜 <35.0 | 肥満(2)度 |
35.0≦ 〜 <40.0 | 肥満(3)度 |
40.0≦ 〜 | 肥満(4)度 |
筋肉には、「骨格筋」と「内臓筋」の2種類があります。
足や腕などの骨格に付随して身体を構成している筋肉を骨格筋といい、骨格に直接付随せず身体構成に直接関わらない内臓筋に分けることができます。
女性の中には、筋肉量をあまり増やしたくないという方もいらっしゃるかもしれませんが、筋肉量が減るとエネルギー消費が減るため脂肪が蓄積しやすくなり、さまざまな病気の原因にもなります。
健康のためにも美容のためにも、体脂肪は適正値に近づけ、ほどよく筋肉をつけることが必要です。お正月休みにゴロゴロして運動不足という方は、怠けてしまった身体をリセットするためにも適度な運動(有酸素運動)を続けることが大切です。
2014年こそ、理想の身体を目指して頑張りましょう!!
それでは、今年も1年どうぞよろしくお願い申し上げます。