【経歴】
平成5年3月、東海大学医学部卒業
平成5年より3年間、胃腸科・一般外科を鍛練し、
平成8年より一般的な皮膚科診療をはじめ、内科・アレルギー科と患者様に接している。
6月になり夏日が続きますが、梅雨が始まるこの時期は湿気も多くジメジメしていて少し嫌な季節ですね。梅雨が明ければ、カラッとした夏が待っています。
皆様は、夏の予定は決まっていますか?今年も楽しい夏を迎えたいですね。
さて、前回「ターンオーバー」についてお話をいたしましたが、今回もお肌に関わる話をしていきたいと思います。
皆様は、美肌を保つために何か気を付けていることやケアをしていますか?
今回は、皆様も耳にしたことのある、美肌を保つためのケアを3つご紹介していきます。
プラセンタ注射は、シミやアンチエイジングなどに効果的です。プラセンタの成分は、数種類のアミノ酸、活性ペプタイド、ビタミン、ミネラル、細胞増殖因子など様々な成分によって構成されています。一言で言うと自己治癒力を高める働きがあります。
注意:注射に関しては献血をしてはいけなくなりますので、医師の充分な説明を聞いてからご検討ください。サプリメントや化粧品などは特に制限はありません。詳しくは主治医などにご相談ください。
効率良く皮膚から炭酸ガスを吸収させ、細胞の新陳代謝を活性化させます。
一回の施術でワントーンお肌が明るくなります。まぶたにものせることが出来るので、安全な施術となります。大事なイベント前などに行うと良いかもしれません。
効率良く皮膚吸収された炭酸ガスは、「Bohr」効果により組織中酸素分圧が高められることで細胞の新陳代謝を活性化し、肌本来が持つ機能を最大限に引き出します。
(簡単に言うと、血行・循環を良くして、酸素を皮膚の方へ呼び戻す感じです。)
※Bohr効果とは?
炭酸ガスは赤血球に入ると、炭酸脱水素酵素により炭酸に変換され、H+を放出します。H+は、O2よりヘモグロビンに結合しやすいため、O2を赤血球から追い出します。炭酸ガスの分圧があがるとヘモグロビンの酵素結合能に影響を与え、末梢組織で酵素を遊離しやすくなる現象になります。赤血球からの酸素遊離が増大することで、組織中酸素分圧の増加や血管拡張作用による血流増大が起こると考えられています。
イオン導入とは、電気の力(プラス同士やマイナス同士が反発する力)を借りて、皮膚表面のイオンバランスをコントロールし、高濃度ビタミンCやプラセンタ原液、トラネキサム酸などの美容成分を真皮皮膚に浸透させる方法です。
今回ご紹介したもの以外にも美肌を保つためのケアは様々ありますが、健康的な素肌は、皮膚表面だけのケアではなく、身体の内側からのケアと、心と身体のバランスが必要です。
普段から、紫外線対策をおこなうことや、規則正しい生活を心がけることがとても大切です。そして、スペシャルケアとして皮膚表面からのアプローチを加えると効果的です。
肌を出す機会が増えるうえに紫外線が強いこの時期は、顔だけでなく全身の美肌ケアを心がけてみてくださいね。