【経歴】
平成5年3月、東海大学医学部卒業
平成5年より3年間、胃腸科・一般外科を鍛練し、
平成8年より一般的な皮膚科診療をはじめ、内科・アレルギー科と患者様に接している。
8月に入り暑い日が続きますね。
皆様、夏バテ気味ではありませんか?食欲がなくて食べられないという方も多いと思いますが、夏バテ対策をして元気に夏を過ごしてくださいね。
※夏バテ対策については、コチラ
夏の時期は、食欲がないという方もいれば、一方でダイエットのために食事を減らしたり、カロリーを気にされている方も多いと思います。
最近では、健康志向の高まりからか『カロリー控えめ』ということをアピールした食品や飲料製品をよく見かけるようになりましたね。商品によって「ノンカロリー」や、「カロリーオフ」、「カロリーゼロ」など表示はさまざまです。
どれも同じ意味のようですが、少しずつ意味合いは異なってきます。
日頃、このようなカロリー控えめ商品を見つけると、ついつい手に取ってしまう方も多いと思います。しかし、「ノンカロリー」、「カロリーオフ」、「カロリーゼロ」などの表示の意味を深く考える方は少ないと思います。
そこで今回は、このようなカロリー控えめ食品(飲料製品)についてご紹介していきましょう。
日本では特定の栄養成分について、「含んでいない」「少ない」のような強調表示をする場合は、『栄養表示基準制度』で定められている基準量よりも下回っていなければ表示できないように決められています。
食品(飲料製品)のカロリーに関する強調表示については、次のような基準が決められています。
・食品100g(飲料100ml)あたり5kcal未満
「ノンカロリー」「カロリーゼロ」「ゼロカロリー」などと表示が可能。
このように、100mlあたり5kcal未満であれば「ノンカロリー」や「カロリーゼロ」という表示が可能なため、カロリーが全く含まれていないということではないのです。
炭酸飲料には、舌が感じる甘みや酸味、苦みといった味覚を鈍らせる効果があります。
例えば、同量の糖分を持つ炭酸飲料水と砂糖水の場合、一般的に炭酸飲料は喉越しが良く、爽やかに感じるため、ついつい飲みすぎてしまうのです。
さらに、カロリー控えめの炭酸飲料の場合、もともと甘味が控えめなうえに、さらに喉越しが良く、爽快感が得られるため、過剰に摂取してしまう人も多いようです。
カロリー控えめ飲料の味(甘み)に慣れてしまい、日頃からついついたくさん飲んでしまうという方は、ダイエットのはずが逆に太ってしまうという可能性もあります。心当たりのある方は要注意ですよ!!
また、アルコールもカロリーが高いものがあります。なんでもバランスが必要です。
カロリー控えめ食品(飲料)を上手に取り入れつつ、基本はやはり1日3食、よく噛んで、栄養バランスを考えて食べることが一番の健康・ダイエット法だと思います。
夏バテに気を付けながら、残り少ない今年の夏を楽しみましょう!
熱中症にもご注意くださいね。ペットボトル症候群、スポーツドリンクや清涼飲料水などを飲み過ぎると糖分摂取が多すぎて、一時的な糖尿病の症状になります。なんでもほどほどのバランスが必要ですね!