自分。変わる。脚やせ


リセルクリニック:院長コラム Dr.Moriの○○な話

前回までの記事

vol.41『色素沈着』

夏にたくさん紫外線を浴びて、日焼けをした方も多いと思います。
鏡を見ながら肌のお手入れをしている際に、目の周りや小鼻、生え際などの色素沈着にため息をついていませんか?
今回は、色素沈着の原因と対策方法をご紹介いたします。

●色素沈着とは

色素沈着とは、肌が炎症や摩擦などの刺激を受けた際に、肌を守ろうとして色素細胞(メラノサイト)から肌の防御機能であるメラニンが過剰に分泌され、表皮や真皮に留まり続けた(沈殿)現象です。

正常な状態の皮膚の場合、メラニンはターンオーバーによって肌の老廃物とともに排出されますが、肌で炎症が起こり皮膚の基底膜が壊れてしまうと、メラニンが表皮に押し出されるだけでなく、肌の奥である真皮へ落ちてしまいます。
白血球の一種であるマクロファージは、メラニンを掃除してくれますが、メラニンが多くなると、マクロファージの働きが追いつかずに、肌の奥にメラニンが残り、色素沈着となります。

色素沈着の原因の多くは、紫外線などの自然によるものや炎症だけではなく、顔を洗い過ぎたり、肌をこするなど、肌に摩擦を与えることでも引き起こしてしまいます。特に、角質層が薄い顔は少しの刺激でも色素沈着の原因になってしまうため、摩擦を与えないことが大切です。
顔だけに限らず、シャワーを浴びるときなど、身体を強くこすり過ぎてしまうと色素沈着になる可能性があります。(顔のタルミを解消するために、マッサージを強くしてしまい、擦って色素沈着やシワの原因にもなってしまいますので注意しましょう。)

●色素沈着の予防・対策

・摩擦を与えない
色素沈着を予防する方法としては、とにかく肌に摩擦を与えすぎないということが大切です。洗顔をする際には、ごしごしとこすらずに、洗顔料をたっぷり泡立てて優しく洗いましょう。
また、身体を洗う時も、顔と同じように、ボディーソープをしっかり泡立ててから、優しく洗いましょう。
(よく泡立てて、手で洗うのが良いですよ。タオルで拭くときも、優しくあてて拭くようにしましょう。)

・たっぷり保湿する
肌が乾燥しているとバリア機能が乱れて、少しの刺激にも敏感になっているため、たっぷりと保湿をすることが大切です。

・ビタミンCを摂る
細胞のダメージを防ぎ、メラニンの生成を抑えます。また、コラーゲンの産生も助けるので積極的に摂取しましょう。

・睡眠をしっかりとる
寝ている間に生成される成長ホルモンを働かせることで、肌のターンオーバーを正常にしましょう。

また、ひじやひざを付くことでも色素沈着を招きます。顔のお手入れはしっかりおこなっても、ひじやひざのお手入れは忘れがちです。しかし、意外と周りからは見られている部分です。
食生活や睡眠時間などライフスタイルを整えて、日々日焼け止めや日傘、帽子などで紫外線対策をして、更に日頃から摩擦を与えないようにし、しっかりと保湿することを心がけましょう!

前回までの記事

リセルクリニック

リセルクリニック
〒150-0012
東京都渋谷区広尾5-19-1TEN CARATビルB1F
TEL 03-5789-7775 / FAX 03-5789-7776
【診療科目】内科・アレルギー科・皮膚科
【営業時間】AM10:00〜13:00 / PM15:00〜19:00
【休 診 日 】日曜日・祝日・第4土曜日
リセルクリニック院長
盛 隆之渋谷区広尾にあるセレブ御用達の『リセルクリニック』。
美容のエキスパートとして、身体の内側からケアをし、細胞を再生していくことで健康的な肌をつくることで、たくさんの女性から支持されているクリニックです。
そしてこの度、リフィートの顧問医師としてお迎えすることができました。
リセルクリニック盛院長からの『美容と健康』の情報をお届けいたします。

【経歴】
平成5年3月、東海大学医学部卒業
平成5年より3年間、胃腸科・一般外科を鍛練し、平成8年より一般的な皮膚科診療をはじめ、内科・アレルギー科と患者様に接している。