自分。変わる。脚やせ


リセルクリニック:院長コラム Dr.Moriの○○な話

vol.55『酵素』

皆さま、新年明けましておめでとうございます!!
またコラムを読んでいただいている皆さま、いつもありがとうございます。この場をお借りしてご挨拶させていただきます。
お正月はゆっくり休めましたか?
私は年末年始の暴飲暴食に寝正月で、気をつけなければと焦っているところです。

本年も引き続き、少しでもお役に立てるコラムにしていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

それでは、2017年 第一回目のコラムは、「酵素」についてです。

最近話題になる事も多い「酵素」という言葉は、近年よく耳にしますよね。
「酵素」配合と呼ばれるものは、「なんだかよく分からないけど、良さそう」という感覚を持っている方も少なくないと思います。

そもそも「酵素」とは一体何なのでしょう。

■ 酵素とは?



酵素とは、一言で言ってしまえば、「生命活動に必要不可欠なもの」です。
酵素は大きく分けると、「消化酵素」と「代謝酵素」、「食物酵素」に分かれます。
このうち、体内で働く酵素(滞在酵素)は「消化酵素」と「代謝酵素」です。細かく分けると、体内には約3,000種類もの酵素があると言われていますが、それぞれの酵素は、それぞれ一つの働きしか出来ないのです。

1.消化酵素:
食べたものを消化吸収するための酵素。
主な消化酵素:アミラーゼ(でんぷんを分解)、プロテアーゼ(たんぱく質を分解)、リパーゼ(脂肪を分解)

2.代謝酵素:
呼吸をする、心臓を動かす、体内に吸収された栄養を身体中の細胞に届ける、老廃物を排出する、免疫力を高めるなどの働きをおこなう酵素。

3.食物酵素:
加熱されてない生の食べ物(生の肉、魚、野菜、果物など)や、発酵食品(味噌・納豆など)に含まれています。
48度以上に加熱すると酵素の働きが失われてしまうため、生で食べることが必要です。
また、加熱された食品と一緒に食物酵素が含まれる食べ物を摂ると、消化が助けられます。
例えば、焼き魚に大根おろしが添えられているのも、消化を助けるためなのですね。

健康、美容、アンチエイジングに酵素ドリンク

酵素は、生の野菜や果物などに多く含まれますが、ダイエット効果などが得られるほどの量を食事だけで補うのは困難です。
そこでオススメしたいのが、「酵素ドリンク」を用いると摂取しやすくなるということ。「酵素ドリンク」とは、野菜、果物などの原材料を発酵、熟成させて抽出したものです。
通常は原液を水などで割って飲みます。
一杯分で1日に必要な酵素を摂る事が出来て、酵素だけでなくビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素をバランス良く摂取する事が出来ます。
この酵素ドリンクを毎日飲み続けるだけでもダイエット効果があるのですが、より大きな効果を求める場合には「置き換えダイエット」として1日3食のうちの1食に置き換える事が推奨されています。
酵素ドリンクは「空腹感を紛らわせる」と言う効果もありますし、炭酸水や牛乳で割って飲めばかなりの満腹感を得られます。
酵素ドリンクは一杯あたり40〜100kcalと非常に低カロリーなので、1食に置き換えればかなりの摂取カロリーダウンになりますよね。

極端な食事制限の必要がなく、基礎代謝を上げながら、空腹感を感じずにダイエットできる可能性がある、それが「酵素ダイエット」です。
しかも酵素ダイエットは、ただ痩せるだけではなく、痩せやすい身体に体質改善をするので、ダイエット終了後のリバウンドの可能性が非常に少なくできる期待があります。
せっかくダイエットをするのですから、その効果は一生ものであってほしいですよね。

また、酵素ダイエットにはダイエット効果だけでなく、美肌効果、アンチエイジング効果も期待できます。それだけでなく生活習慣病の予防、免疫力アップと言った健康効果もあるので、痩せながら美しく健康になる事ができる可能性が大きいです。

逆に酵素が不足することで、代謝が悪くなったり、太りやすく痩せにくい身体になったり、シミやシワの原因、免疫力の低下につながります。

健康や美容、アンチエイジングのためにも日頃から酵素を意識した生活を心がけてみてはいかがですか。

前回までの記事
vol.1 セルライト  |   vol.2 水分  |   vol.3 免疫力  |   vol.4 汗をかくことの重要性
vol.5 冷房病  |   vol.6 夏バテ  |   vol.7 熱中症  |   vol.8 むくみ  |   vol.9 アルコール
vol.10 お正月太り解消  |   vol.11 冷え  |   vol.12 自律神経  |   vol.13 内臓脂肪
vol.14 五月病  |   vol.15 梅雨の過ごし方  |   vol.16 紫外線対策  |   vol.17 日焼けのお手入れ
vol.18 食欲の秋の過ごし方  |   vol.19 基礎代謝  |   vol.20 宴会シーズンの心得
vol.21 体脂肪率と筋肉量  |   vol.22 乾燥対策  |   vol.23 花粉症対策  |   vol.24 腸内環境
vol.25 ターンオーバー  |   vol.26 美肌対策  |   vol.27 肉割れ
vol.28 カロリー控えめ食品(飲料)  |   vol.29 褐色脂肪細胞  |   vol.30 朝活のメリット
vol.31 アンチエイジング  |   vol.32 身体を冷やす食材・温める食材
vol.33 正しい歩き方と靴選び  |   vol.34 ストレートネック  |   vol.35 女性ホルモン
vol.36 月経前症候群(PMS)  |   vol.37 春バテ  |   vol.38 梅雨時期の美容対策
vol.39 骨盤のゆがみ  |   vol.40 貧血  |   vol.41 色素沈着
vol.42 季節の変わり目の疲れリセット法  |   vol.43 インフルエンザ対策
vol.44 GI値  |   vol.45 ビフィズス菌  |   vol.46 チョコレートの効果  |   vol.47 リンパ
vol.48 咀嚼  |   vol.49 BMI  |   vol.50 満腹中枢  |   vol.51 セロトニン  |   vol.52 デトックス
vol.53 肥満遺伝子  |   vol.54「油」と「脂」の違い  

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リセルクリニック院長
盛 隆之渋谷区広尾にあるセレブ御用達の『リセルクリニック』。
美容のエキスパートとして、身体の内側からケアをし、細胞を再生していくことで健康的な肌をつくることで、たくさんの女性から支持されているクリニックです。
そしてこの度、リフィートの顧問医師としてお迎えすることができました。
リセルクリニック盛院長からの『美容と健康』の情報をお届けいたします。

【経歴】
平成5年3月、東海大学医学部卒業
平成5年より3年間、胃腸科・一般外科を鍛練し、平成8年より一般的な皮膚科診療をはじめ、内科・アレルギー科と患者様に接している。