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Vol.11 冷え

今年の冬は特に寒い気がしますが、皆様「冷え」対策はしていますか?
そもそも、冷え症はなぜ起こるのでしょうか。今回は、冷え症の原因と改善方法をご紹介いたします!

冷え症と感じていても、その原因はさまざま。冷えは万病のもと、多くの病気の原因にもなるのでしっかりと対策していきましょう!

冷え症の原因とは?

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●物理的に寒い環境
冬、エアコンの効いた室内、薄着、スキーに行った時など

●身体がうまく熱を作れない
過度のダイエット、ビタミン不足、冷たいものや身体を冷やすものの食べ過ぎなど

●皮膚センサーの異常
例えば、きつい靴を履く、合ってない下着をつける、普段から足の指をあまり動かさないなど

●体温調節の司令塔の異常
・女性ホルモン・甲状腺ホルモンのバランス→更年期、月経のリズム異常など
・自律神経がうまく働かない→自律神経失調症、ストレスなど
(ちなみに女性ホルモンの調節をする部分と自律神経を調節する中枢は、場所的にとっても近いのでお互い影響を受けあっているのです)

●血の流れの異常
・貧血:貧血とは、血液の中の酸素を運ぶ成分の赤血球が少ないということです。つまり、酸素をうまく運べないのです。
・低血圧:血圧というのは、心臓が血を送り出す力のこと。つまり、低血圧だともともと、やや血を送り出す力が弱いので血の流れが悪くなりやすいのです。(ただし、症状が出てなければ低血圧自体にまったく問題はありません)

冷え症だけでも辛いですが、冷えが原因で起こる病気についてもご紹介いたします。

冷え症が招く可能性のある病気

●免疫力の低下
体温が1度下がると免疫力は約60%になるといわれています。このため身体が冷えていると風邪を引きやすくなり、膀胱炎や腟炎などちょっとした炎症を繰り返しやすくなります。また1℃低下で基礎代謝は約12%低下いたします。

●月経不順・月経痛
骨盤内が冷えて血行が悪くなると卵巣への血流も滞りがちなため卵巣機能が低下します。その結果、月経不順を引き起こす事が考えられます。 子宮の周りの血流が悪いと月経の時に子宮の周りに血液がたまった状態になり痛みが出やすくなります。

●不妊症
子宮や卵巣への血流が悪くなると、卵巣機能が低下したり子宮内膜がきちんと厚くならなかったりするため妊娠しにくくなる事があります。

●内蔵機能の低下(胃腸、肝臓、腎臓などの臓器の機能の低下)
食べ物を消化したり身体の機能を保つために必要な「酵素」は、約37度で最も効率よく働きます。そのため身体の内部の温度が低いと酵素がうまく働かず、内臓の機能そのものが悪くなってしまいがちです。

●痩せにくい・むくみやすい
代謝が悪くなるため冷えている部分が特に痩せにくく、血流も滞るのでむくみやすくなります。

それでは、辛い冷え症を改善する方法をいくつかご紹介いたします。

「冷え症」の改善方法

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●規則正しい生活
自律神経やホルモンバランスの乱れは、ストレスを溜めない生活の実践や規則正しい生活の2点を心がけるだけでもかなり改善されます。

●適度な運動
日常生活の中に少しでもストレッチやウォーキングなどを取り入れて、筋肉量を増やすことも頑張りたいですね。やはり適度な運動は必要です。

●靴下・腹巻の活用
靴下を履いて足元を温めることや、腹巻を活用して内臓を冷やさないようにすることも大切です!!

●ゆっくりお風呂に入る
冷えた身体を芯から温めてくれるのは、やっぱりお風呂です。毎日、少しの時間でもゆっくりお風呂(湯船)に入りましょう。
38~40度のお湯に20分~30分くらい、半身浴で浸かると身体が温まります

●温性食材を摂りいれる
冷たい食べ物や飲み物はなるべく避けて、身体を温めてくれる温性食材を積極的に摂りいれましょう!
温性食材には、しょうが・にら・かぼちゃ・大根などの食材や、ココア・ハーブティーなどの飲み物があります。
また、甘味料は白砂糖より黒砂糖のほうが身体を温めてくれるのでオススメです。
ビタミンB、C、Eが不足しないようにしましょう。ビタミンBは糖質、たんぱく質、脂質をエネルギーに変えるのに必要。
タンパク質は、筋肉やホルモンの原料になりますので、特に体内で構成できない必須アミノ酸を含む良質のタンパク源(大豆製品、乳製品、肉、魚)は積極的に食べましょう。

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●全身の血流を良くするツボ
全身の血流を良くする"三陰交"というツボを刺激することも効果的!!
(脚の内側のくるぶしより指4本くらい上の部分)

冷え症を放っておくと、下半身太りや婦人科系の病気にもつながって
しまう可能性があるので、しっかりと冷え症対策をおこなうことが大切です。
冷え症対策をして、寒い冬に負けない身体を目指しましょう!!

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